「ヘッドホンはスピーカーに勝てないのかな……?どうしても”ヘッドホンでスピーカーの音”を実現したい!」
ヘッドホンでスピーカーのような音の立体感とリアルな響きは、最近まで不可能だと考えていました。
そもそもヘッドホンとスピーカーでは物理的な大きさも構造もまったく違うからです。
が、限りなくスピーカーサウンドに近づけるヘッドホンと出会いました。FOCALヘッドホンです。
この記事を書いている僕は「ヘッドホンにスピーカーサウンド」を求めていた1人です。
現在は、“疑似スピーカーサウンド”をヘッドホンにて楽しんでいます。
ヘッドホンがスピーカーに勝てる3つの理由
「ヘッドホンはスピーカーに勝てない……。」と思われがちですが、僕は「そんことはない」と考えています。
1つずつ見ていきましょう。
音源をスピーカーより「リアル」に楽しめる
ヘッドホンとスピーカーでは、聴こえ方がかなり変わります。
- ヘッドホン➜左右の音を”耳元でダイレクト”に聴く
- スピーカー➜一定の距離をとり、体全体で”立体的”に音を聴く
上記のちがいは、空間を利用しつつ「音楽をどの距離感で聴くか」です。
ヘッドホンはより耳元に近いため、音源の情報をスピーカーよりもダイレクトに聴くことが可能です。
スピーカーでは聴きづらい「細かな音」を楽しめる
「一定の距離をとり、立体的に音楽を聴く」のがスピーカーです。
スピーカーは距離がある分、音源の「細かい音」や「精度の高い質感」がどうしても伝わりづらい印象です。
「音の細部をよりリアルに体感したい」なら、ヘッドホンに軍配が上がリます!
音楽環境でヘッドホンの音は化ける
音楽を再生する「環境」にこだわると、ヘッドホンでもスピーカーのような鳴らし方は可能だと感じています。
所感では、ヘッドホンの枠を超えるほどのサウンドを実現しており、スピーカーは使っていません。
もちろん、音質が化けるか否かは「ヘッドホンの素性」が大いに関係してきます。
僕が実際に構築している再生環境については「FOCAL STELLIAを徹底レビュー【脱・ヘッドホン沼】」の序文に記載しいますので、是非ご覧ください。
オーディオには相性がある
オーディオを愛する方は納得できるかもしれません。
音楽環境には相性があり、うまくハマることでヘッドホンやスピーカーのパフォーマンスが上がります。
音楽環境は、一概にこれが「正解」というものはありません。アンプやDAC、電源の有無、ケーブルの素材1つでも「音の好み」はそれぞれで変わるからです。
好みのサウンドを目指そう
結論は「好みのサウンドを目指そう」です。
曖昧な結論ですが、これが答えだと思います。
ヘッドホン・スピーカー両者に良さがあり、音に求めるものがそれぞれで違うからです。
- 「音の細部」にまで集中して音楽を楽しむ➜ヘッドホン
- 「分離の良い立体感のある音」を聴きたい➜スピーカー
上記のイメージです。若干、ヘッドホン優位な言い方ですが、決してそんなことはありません。
実際に僕もスピーカーシステムを組んで楽しんでいるからです。
あなたの「好みの音」を理解し、聴きたい方を選びましょう。
スピーカーの導入が現実的に難しい
ヘッドホン、スピーカーは、それぞれの「特性」に沿って選ぶのが理想的です。
たとえば、スピーカーを選びたい場合は、必然的に「お住いの環境」に左右されます。
マンションやアパートで鳴らせば騒音になりかねません。またご家族がいれば、気を使いますよね。
場所を取らず「音漏れの少ないヘッドホン」が選択肢として上がってきます。
ヘッドホンでスピーカーに近いサウンドを実現しよう
ヘッドホンであっても、よりスピーカーに近いサウンドは再現可能です。
しかし、ヘッドホンとスピーカーは本来、比較対象ではないと考えています。
料理の素材にたとえるなら、自分は人参なのに、じゃがいもと比べるようなもの。それぞれに良さがあります。
- 物理的にサイズが全く違う
- 聴き方がそもそも違う
- 聴こえ方も全く違う
上記はヘッドホンとスピーカーの宿命的なちがいです。しかし、ヘッドホンでもスピーカーのような「立体的なサウンド」を実現できる機種が存在していました。
結論:FOCAL UTOPIA
ヘッドホンの領域を超え、よりスピーカーに近いサウンドを鳴らせたのは「FOCAL UTOPIA」でした。
実体験をとおし、FOCALヘッドホンの「底力」を体感しています。
登場から5年以上もの間、ほかのヘッドホンに目移りをしていません。
3つの理由を詳しく見ていきましょう。
超ド級のハイエンドスピーカーを手掛けている
FOCALは、超ド級のハイエンドスピーカーを作り続けています。
最上位モデルは、なんと2500万円ほど。
しかし、そんな技術力をヘッドホンに応用したのが「FOCAL UTOPIA」です。
フランスの自社工場で設計から製造までを一貫している
FOCAL上位モデルは、フランスの自社工場にて製造されています。
具体的にはヘッドホン內部のドライバーユニット。他社製品はほぼ社外品を使っています。
つまり「外部で作られたドライバーユニット」を搭載している他社製ヘッドホンとは一線を画しています。
なお、FOCAL UTOPIAは高級ヘッドホンです。高級機として、他社メーカーとの「違いは明確」です。「高級ヘッドホンの違いは明確です【次元を超えたサウンド体験しよう】」にて、解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい。
設計段階で他社のハイエンドヘッドホンを分析している
FOCAL UTOPIAの設計段階で、他社のヘッドホンを徹底してテスト・分析をしていました。
結果、そのすべてが「ヘッドホンを超えていない音」とFOCALは判断。
結果「音響設計」から「ドライバーユニットの取り付け位置」まで徹底してこだわられています。
なお、Focal Utopiaの詳細については、FOCAL UTOPIAを徹底レビュー【結論:神ヘッドホン】で詳しく書いていますので、興味があれば是非ご覧ください。
FOCALヘッドホンならスピーカーに勝てる
僕はスピーカーシステムも構築しており、どちらかといえば今までスピーカー派でした。
その上でなお、FOCAL ヘッドホンには唸らされるものがあります。
まるでスピーカーのような、高解像度で立体感のある音を耳元で楽しめるからです。開放型ヘッドホンなのに低音域の量感も抜群。
実際に聴いてみると本当に驚愕しました。
- ヘッドホンがスピーカーに勝てないことはない
- スピーカーサウンドに近い音を求めるなら「FOCALヘッドホン」を選ぶ
上記のとおりです。
なお、FOCAL UTOPIAは開放型ヘッドホンです。
同等の密閉型ヘッドホンも存在しています。
「FOCAL STELLIA」は、ポータブルオーディオでもスピーカー的な鳴らし方を実現できます。
Stelliaの詳細については「FOCAL STELLIAを徹底レビュー【脱・ヘッドホン沼】」にて解説していますので、参考にしていただけたらと思います。
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