オーディオにこだわると、気になるのは「どうすれば音質が良くなるのか」という点ですよね。
「良い音」の基準は人それぞれ異なりますが、好みの音を追求するのは楽しいものです。
筆者自身も、音質向上を幾度と行い、イヤホンやヘッドホンの音質を向上させることができました。
その実体験をもとに、音質を高めるための工夫をシェアします。
ヘッドホン・イヤホンの音質を上げる5つの手順【根本から改善しよう】
ヘッドホンの音質を底上げするたには、音楽環境を根本から見直していく必要があります。
上記は、ヘッドホンやイヤホンの音質が向上し、効果がありました。できるところから改善をしてみてください。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
有線ヘッドホン・イヤホンを選ぶ
ヘッドホンの音質を上げるための最優先項目です。音質を良くするには「ワイヤレス」ではなく、「有線ヘッドホン」を選びましょう。
- 音楽信号の劣化があるから
- リケーブルの恩恵を得られるから
音楽信号の圧縮をしてやり取りをする「ワイヤレスヘッドホン」は、本来あったはずの音源情報が劣化してしまいます。
つまり、もとの音源より音が悪くなるということです。
電波をつかい信号伝達をするため、再生が不安定になりがち。
有線であれば、信号伝達の損失は限りなく少ないですし、断線しない限り音楽の再生に支障はありません。
有線ヘッドホンを選ぶべき最大の理由は、リケーブルができることです。
ケーブルを交換することで、ヘッドホン・イヤホンの音質を上げることができます!
ワイヤレスでは体験できない楽しみ方でもあります。
オーディオプレーヤーを使う
音源をきれいに再生するためには、オーディオプレーヤーを専用に用意しましょう。
スマホからの再生とオーディオプレーヤーではやはり音質は変わります。
僕のオススメはSONYのウォークマンです。音がピュアですし、精度の高い音楽再生ができるからです。
ヘッドホンアンプを使う
ヘッドホンやイヤホンを「鳴らし切る」ためにヘッドホンアンプがあると便利です。スマホやプレーヤーにも搭載されていますが、そこまでよくありません。
相性にもよりますが、音の厚みが増し、エネルギッシュなサウンドになります。
DACを使う
ヘッドホンアンプと同様、DACも外部から変換することで音質向上を見込めます。
デジタル音源→アナログ音源に変換することで、ようやく人間の耳で音楽を聴くことができます。
つまり、DACをより高性能のものに換えるだけで音数が増え、情報量が増します。
電源もこだわろう
最後は、電源です。正直、ここまでこだわる人はあまりいません。しかし、音質を底上げする役割があるので必要不可欠です。
電源を強化することにより、機材にクリーンかつ適性な電圧をかけることで「本来のパフォーマンス」を発揮します。
スネアドラムの「バン」という響きが「ドンッ」と重く”スピーディー”に変化するのでおもしろいです。
以上の手順に沿うことで、確実にヘッドホンやイヤホンの音質は上がります。
できる範囲で、少しづつ試していきましょう。
ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセル機能
ワイヤレスヘッドホンの「ノイズキャンセル機能」があります。
ノイズキャンセル機能自体は、本質的な音質向上につながりません。
ノイズキャンセル機能は、一見するとかなり「便利な機能」ですが、マイクから騒音を感知→騒音を打ち消すための「逆の特性を持つ音」を発生→ノイズを打ち消す仕組みです。
つまり、効果的に「外部の騒音」や「車の走行音」などを効果的に打ち消してくれますが、代償として音楽信号は削られます。
音質が上がったようで、実は音質を犠牲にしていたんです。
音質の良いヘッドホンを紹介
どんなに機材で底上げしても、ヘッドホンやイヤホンの音が変化しない可能性があります。
たとえば、ヘッドホンアンプを使ってみると以下の例です。
- 安価な密閉型ヘッドホン➜変わった……のかな?
- スマホ付属のイヤホン➜変化がわからない……。
なぜ音の変化が少ない?➜ヘッドホンやイヤホンの中身が同じだから
ヘッドホンやイヤホンの音を鳴らす「ドライバーユニット」などは、外注しているメーカーが多いです。
つまり、メーカーや仕様が違っても、音を鳴らすパーツは同じということです。(すべてではありません)
ヘッドホンやイヤホンの音が同じに感じる
微妙にドライバーの調整をしても、音の変化は微々たるもの。むしろ調整をすることで、音質劣化の恐れがあります。
ヘッドホンやイヤホンなんてどれも同じと感じるのは、同じドライバーユニットの可能性があります。
なお、高級機クラスになれば、ヘッドホンの個性や音質変化は体験できます。理由は「高級ヘッドホンの違いは明確です【次元を超えたサウンド体験しよう】」で解説していますので、ぜひご覧ください。
音質改善の一歩目は「ヘッドホン・イヤホン」を見直そう
音質を上げるためにはまず、ヘッドホン・イヤホンの「ランクアップ」を目指しましょう。
どんなに機材を整えても、鳴らすヘッドホンやイヤホンが良くないと音質変化が味わえません。
もし、ほんとうに音質を上げたいのであれば、「ハイエンドモデル」を視野に入れてみてください。きっと満足のいく結果が得られるはず。
良いヘッドホンであれば買い替えの必用がなく、最短で音質改善できます。出費も最小限に済みます!
なお、コスパ的に最高な音の良いヘッドホンは「FOCAL RADIANCE」です。デザイン性含め、トータルバランスに優れているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
ヘッドホンやイヤホンの音質を上げつつ、最高の音楽ライフを過ごしましょう。
» FOCAL RADIANCEを徹底レビュー【コスパ最高】
コメント