- 純銀線をつかってみたいけど、音質が知りたい
- 純銀線と相性のいいイヤホンが知りたい
オーディオの配線材で「純銀線」は、魅惑の存在感をはなっています。なぜか一度は使ってみたくなるケーブルです。
純銀線をオーディオ機材やイヤホンに使ってみましたので紹介します。
純銀線の音質【結論:線材の太さで決まる】
結論からいうと、純銀線の音質は「線径の太さ」で決まってきます。ある程度太さがないと、純銀線の音を楽しめませんでした。
なお、純銀線の音質はかなり「好き・嫌い」が別れる領域です。
細い線径は、高域過多で低域が痩せてしまう
僕の所感ですが、線径の細い純銀線ほど高域が強調されます。
一般的に言われるような「高域がキラキラする」といったイメージ。さらに、低音域もかなりやせる傾向にありました。
太い線径になるほど純銀線の恩恵がある
高域過多なイメージが強い純銀線ですが、太い線径になると「音質傾向」が変わります。
というより「こんなに音の印象かわるの?」ってレベルでよくなりました。
わかりやすかったのが、機材をつなぐXLRケーブルです。
僕は、真空管アンプとDACをつなぐXLRバランスケーブルに「オヤイデ電気AR-910」を使っています。
それまでは安い銅線のものを使っていたので、音質の変化に驚きました!
1.05mmの太めの5N純銀が2本も芯線として使われているので、音の純度が高く、まるで雑味を感じさせないピュアなサウンドです。※5N=純度(99.9995%)
「純銀線+金メッキ」はイヤホンと相性が良い
純銀線だけでもかなりの音質ですが、さらに「金メッキ」や「セミリッツ構造」の純銀線も存在します。
両者ともに、イヤホンに使ってみました。
圧倒的な音質を誇り「オカルト」と言われるリケーブルの恩恵を、ダイレクトに感じる線材です。
銀線と銅線のちがい
銀線と銅線は、電気の「伝導率」が違っており、銀線のほうがやや伝導率が高いです。
- 銀線=高音域よりの音
- 銅線=低音域よりの音
上記のような音の傾向があると言われています。
しかし「純銀線+金メッキ」は、両方の良さを昇華したような音質となります。
純銀線(金メッキ)と相性のいいイヤホンとは
純度の高い4N純銀と金メッキの組み合わせは、リケーブル対応機種であれば、そのすべてで恩恵を得られるのではないかというレベル。
純銀線(金メッキ)と相性が良く、圧倒的なサウンドを叩き出した「イヤホン」をご紹介していきたいと思います。
純銀線(金メッキ)と相性のいいおすすめ「イヤホン」
基本的にはハイエンド機種であれば、音質の変化は一聴してすぐ気づきます。
偏りが極端ですが、しかし「SHURE」のイヤホンと「Unique Melody」のカスタムIEMが異常ともいえる音質変化でした。
SHURE SE846
SE535はもちろん、とくにSE846の音質変化はいい意味でヤバいです。
純正のままでも十分にいい音ですが、純銀ケーブルに変えることでフラットな音質に輝きが生まれます。
SE846を「純銀線+金メッキ」で聴くなら、ブルーの標準フィルターをおすすめします。純正のままだと「モアっ」と、眠い音。
純銀ケーブルに変えることで「本来のサウンド」を奏でます。
» 篝火 極 (Kagaribi-Kiwami) 3.5mmステレオミニ-MMCX|e☆イヤホン
Unique Melody「MASON Ⅱ」
カスタムIMEクラスとなれば、より純銀ケーブルの良さに気付けます。そのなかでもUnique Melody「MASONⅡ」と純銀ケーブルの相性が凄まじいです。
MASONⅡに純銀ケーブルをあわせると、より立体的に、生々しい音の空間を再現します。
イヤホンらしからぬ「広い音場」に自然な音の「立体感」が加わります。
スネアのキックからは、風圧すら感じる臨場感。
マルチドライバーならではの音数の多さはもちろん、解像度もより伸び切り、キレのある質感へ変化します。
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「純銀線+金メッキ」はイヤホンと相性が良い
今回は、『純銀線の音質』について書きました。
- 線径の細い純銀線は「高域」が際立つだけ
- イヤホンに純銀線を使うなら芯数の多いケーブルを使う
- 「純銀線+金メッキ」はイヤホンと相性がいい
人によって好みが別れる線材ではありますが、上記のポイントは純銀線が生きてきます。
今回は以上となります。それでは、ようた(@yo_ta2202))でした。
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