「イヤホンのノイズをどうにかしたい……!」
音楽に集中したいのに、イヤホンから「パチパチ」「ジリジリ」と、変な音が鳴ると気になりますよね。
そこで記事の前半では「イヤホンからノイズが鳴る原因」を、記事の後半では「ノイズを減らすメンテナンス法」を紹介します。
イヤホンからビリビリ音が鳴る5つの原因
イヤホンからビリビリ音が鳴る原因は以下のとおりです。
イヤホンからノイズが鳴る原因は複数あります。まずは、いろんな角度からノイズの発生源を探してみましょう。
イヤホン本体の破損、ケーブル皮膜が露出している場合は、感電することもあるので注意してください。
ケーブルの劣化・断線
イヤホンからノイズが発生する原因に「ケーブルの断線が近い」ことが考えられます。
「イヤホン本体とケーブルの接点」または、「ケーブルとプラグの接点」はとくに断線リスクが高いです。
断線しかけているため、ケーブルが動くたびに音飛びやノイズの原因となります。
カバンに放り込んだり、乱雑に巻くとケーブルの銅線が切れやすいので注意しましょう!
有線イヤホンの断線が気になる方は、ケーブル着脱式のイヤホンを使うと安心です。
断線してもケーブルの交換ができますし、リケーブルも楽しめるからです。
音響メーカーの老舗「SHURE」のイヤホンは、”MMCX端子”でケーブルと筐体を接続できます。
つまり、断線しても容易に交換が可能です。
ケーブルに「ケブラー」と呼ばれる防弾チョッキに使われる素材を採用しており、耐久性がケタ違い。
むしろ、断線させるのが難しいと思います。“老舗ならではの音質”なので、聴いていて飽きがきません。「長くイヤホンを使いたい方」に向いています。
イヤホン本体からのノイズ
イヤホン内部で音を鳴らす「ドライバー」といわれるものが劣化してしまうことがあります。
ドライバーが汗や湿気で錆びたり、損傷すると「ビリビリ」とノイズが鳴ったり、音に「歪」がでるようになります。
イヤホン内部のトラブルは、基本的に直せません。修理や交換は、メーカーに修理依頼しましょう。
タッチノイズ
有線イヤホンは、機種によって「タッチノイズ」を感じるかもしれません。
タッチノイズとはイヤホンケーブルが服等に触れることで出てしまうノイズのこと。
スマホに付属しているイヤホンは、タッチノイズが多めです。
音源がよくない
圧縮された音源(mp3など)は劣化していますし、録音そのものが良くないとノイズや音割れに繋がります。
デジタル配信が主流ですが、音が良くない音源はあります。
- 録音がそもそも良くない
- 全体的に音が歪んでいる
- ダイナミックレンジを振り切って音が割れている(海苔波形)
音源が良くないと、音楽が気持ち悪く聴こえるといいますか、歪んで聴こえがちです。
プレーヤーなど接続機器からノイズ
イヤホンの接続先である「プレーヤー」や「スマホ」「アンプ」などからノイズを拾うことがあります。
プレーヤーであれば、イコライザーを設定していると「ジリジリ」なることも。
スマホだと、アプリ起因のノイズが考えられます。
充電中の音楽はノイズが出やすい
プレーヤーやスマホを充電しながら音楽を聴いていませんか?
充電しながら音楽を聴くとイヤホンから「ビー」「ヴーン」とノイズが聴こえることがあります。
- 電流不足でパワーがなく歪む
- ACアダプターのスイッチングノイズを拾う
上記の理由から、充電中の音楽は避けましょう。
なお、イヤホン・ヘッドホンの音質をより高音質にしたいときは「ヘッドホン・イヤホンの音質を上げる5つの手順【根本から改善しよう】」で深堀りしていますので、合わせてご覧ください。
安いイヤホンは音割れしやすい
すべてではないですが、安いイヤホンはどうしても音割れしやすいです。
音量を上げすぎると、音がビリビリなる現象です。
上記はイヤホンだけではなく、ヘッドホンやスピーカーにも同じことが言えます。
詳しくは、【ヘッドホンとスピーカー】音が良いのはどっち?【事実】で解説していますので、興味がある方は参考にしてみて下さい。
イヤホンをノイズレスで聴くための5つの方法とは
イヤホンをノイズレスで聴くためには日ごろのメンテナンスが大切になります。
「え、めんどくさい……。」って思うかもですが、イヤホンのパフォーマンスを維持するためには欠かせません。
上記の5つは、イヤホンで「いい音」を楽しむための秘訣です。
気づいたときに少しずつ実践してみましょう。
プラグの清掃
イヤホン端子は使い続けていると黒く汚れることがあり、ノイズの原因となります。
たまにイヤホンプラグやプレーヤのプラグ挿し込み口を、柔らかい綿棒などで乾拭きし、汚れを落としましょう。
湿気があるところでイヤホンを使わない
イヤホンを湿気の強い場所で使っていませんか?
イヤホンの内部に湿気や汗が入ると、振動板(ドライバー)を劣化させてしまいますし、ノイズに直結します。
それだけではなく、内部配線やドライバーユニット、イヤーピース(イヤホンについているゴム)が劣化してしまう恐れも。
なるべく湿気が多い場所では、イヤホンの使用を避けましょう!
タッチノイズ防止にクリップやSHURE掛けする
タッチノイズは、有線イヤホンの宿命とも言えます。
- ケーブルにクリップをつけてタッチノイズを減らす
- SHURE掛けをする
クリップを使用して、服やものに干渉しないようにする方法と「SHURE掛け」とよばれる耳の後ろからケーブルを回して装着する方法があります。
アーティストがステージ上でつけている装着方法のことです。
聴く音源を選ぶ
音源に関しては、聴いてみないとわかりません。
まずは実際に聴いてみましょう。
フリーソフト「Audacity」等で音源を波形にすると、音源の状態を可視化できます。
音源に違和感を感じたら、可視化してみてください!
余計なアプリや機能を使わない
プレーヤーやスマホの機能・アプリは、できるだけOFFにしておくとノイズ対策になります。
味付けのないフラットな音楽を鳴らす上でも大切なポイントです。
ワイヤレスイヤホンからノイズが出る3つの原因
- 電子レンジの近くは電波が途切れやすい
- スマホなど、イヤホンから一定の距離が開くと電波の受信ができない
- エレベーターなどの空間では音が途切れやすい
ワイヤレスイヤホンは電波関係のトラブルや、アプリ側の不調でノイズを発しますので注意しましょう。
なお、ワイヤレスイヤホンを中古で購入する際は注意が必要です。詳細は「イヤホンの中古ってどう?【メリット・デメリットを解説】」にてまとめていますので、参考にしてみて下さい。
イヤホンのビリビリ音の原因まとめ
今回は「イヤホンのビリビリ音の原因はこの5つ【快適に聴くための秘訣も公開】」について書きました。
音楽を楽しんでいるときに「ビリビリ音」とイヤホンからノイズが出ると気になりますよね。
原因は多岐にわたるので、1つずつ見つめ直してみましょう。
- Shure SE215(ワイヤレスイヤホン)※長年愛されている老舗音響メーカー。ワイヤレスモデル・堅牢性の高い本体が特徴。コスパが高く、高音質です。
- SONY WF-1000XM5(2024/1/16までキャッシュバックキャンペーン!) ※音質と機能面の両方を兼ね備えた完全ワイヤレスイヤホン。ノイズに強く快適性も優れています。
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